読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

0918 俺たちの日比谷

まいにち。

f:id:karagegadaisuki:20160921210434j:plain

鬱陶しい夏の風が通り過ぎ、季節が秋へと移り変わっていく。

夏は慌ただしいのだ。

「夏だから」この一言で何もかも許されるような気がする、

お調子者の夏が私は嫌いだ。

秋は淋しくなる。

その淋しさが私は好きだ。

「楽しい時間はもう終わったんだよ」、

と静かに語りかけてくるような秋の風が落ち着く。

 

 

先日の話だがエレファントカシマシの日比谷野音に参戦してきた。

今年初ライブ、エレファントカシマシに関しては

人生初ライブである。

 

東京の空を占領しているような、

宮本さんの突き抜けた歌声。

 

初めてライブで「気持ちいいな」って思った。

「楽しさ」こそ、特にない。

都会の曇り空を見上げて聴いていた。

多分、日本の中心は今ここにあるんじゃないかな、なんて考えながら。

欲を言えば月が出ていて欲しかった。

 

「音楽を聞くこと」は受動的な行為だと思っているが、

彼らの音楽は能動的に聴きに行かないと失礼な気がした。

魂を擦り減らして音楽と向き合っている彼らに。

 

ノスタルジックな雰囲気が好きだ。

さらば青春、sweetmemory、普通の日々、さよならパーティー、

武蔵野、リッスントゥーザミュージック。

自分の人生を思い返してみて重なる情景は一つもないけど何故か懐かしい。

夕方、部屋にひとりでいる時間。

自分と対峙している時間に「さらば青春」を聴くと

生きているのが辛くなる。

 

音楽とは、生きていくための支えとして存在していると定義する。

しかしエレファントカシマシの楽曲を聴いていると、

生きることへの拘りが無くなるのだ。

とても大袈裟に言うとこのまま死んでしまおうか、という気持ちにさえなる。

受け取り手によって変わってくる感情だと思うけれど、

男臭い歌詞とノスタルジックなメロディーに現実逃避をしているのかもしれない。

 

季節は変わろうとも、時代は変わろうとも、

音楽は変わらないで行って欲しい。

 

自分の感性なんかも周りに倣って、

成長に伴って変わっていくんだろうけど、

美しいものを美しいと思える心だけは

失わないで欲しいと願う毎日であります。

 

f:id:karagegadaisuki:20160921203008j:plain