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0415 過去を見る色眼鏡

f:id:karagegadaisuki:20170415182714p:image 

スマップが解散してから、四ヶ月が経つ。
あのスーパーアイドルでさえ、事務所の力には勝てないのだ。
社会とはそういうものなのだろうか、既得権益には抗えないのか。
なんとも恐ろしい資本主義の闇を垣間見た気がする。
 
実は、この一連の解散騒動の背景で、
もっと恐ろしいことが起きているのだ。
 
冒頭にも書いたが、解散してから四ヶ月の月日が経つ。
にも関わらず、私は未だにスマップ解散の話題をたびたび口にする。
 
当たり前だが、
スマップ解散以上に重大な問題が山ほどあるし、
スマップは過去になってしまったのだ。
Wikipediaにも、
SMAP(スマップ)は、1988年から2016年まで活動した日本男性アイドルグループである
と、過去形の説明がされている。
 
いつまでもスマップ解散に縛られてしまっている私に、
 
「スマップ解散から、何も成長していないお前が一番怖いよ。」
 
「もう2017年なんだよ、三年後は東京オリンピックなんだよ。」
 
「いい加減現実みなよ。働けよ。」
 
と優しく諭してくれるような大人が、
一人くらい居てもいいのではないか。
 
ここまで言うと、ネタっぽく聞こえてしまうかもしれないが、
私は本当に、中学二年生の頃からスマップが好きだった。
父親に、ブックオフでアルバムを買ってもらい、
自室には、当時一番好きだったメンバー、
木村拓哉のカレンダーを、卓上と壁に一つずつ飾っていた。
(余談だが、7月のカレンダー写真が、水の滴る半裸姿のキムタクだった。
中学生の私は、「こんな過激な写真を壁に飾ってはいけないのでは?」という
背徳感から、Yahoo!知恵袋に「キムタクの全裸のカレンダーを
壁に飾っている女子ってどう思いますか?」と、
『半裸』と『全裸』を間違えて質問したら、
スマップのファンであろう回答者から、
「全裸のカレンダーなんてどこに売ってたんですか?!」と
興奮気味に逆質問されたことがある。)
 
スマップ解散に伴って出現した、期間限定にわかファンとの
差別化を図るために「真のスマップファン」アピールを、
これでもか!というくらいしてきた。
『家に帰ってなにをしているの?』と質問されれば
Youtubeで過去のスマスマを見ています!」と答えてきたし、
初対面の相手とは、『深夜の表参道で中居正広さんと遭遇して、握手してもらった』
(ただただ中居正広がすごいというだけの)武勇伝を、挨拶代わりにしている。
 
大袈裟かもしれないが、スマップは平成という時代を象徴するグループだったのではないか。
「いて当たり前」というか、インフラの一つとしてスマップが存在していたように思える。
 
スマップ不出場の紅白歌合戦なんて、ただの『紅合戦』だ。
 
そんな中、世間とのギャップに驚愕した瞬間がある。
スマップ解散報道があった翌朝、当たり前のように社会は回っていたのだ。
ダメージを受けた多くの日本人が出勤、登校拒否、
なんとかずくを出して、電車に乗っているOLも、
死んだ魚の目をしているんじゃないか。
スマップ解散を受け、世の中の活気が
一気になくなってしまうのではないか。と危惧していた。
そんな私の心配も無意味なほどに、
案外日本人はタフなんだな、と思った。
 
実は、こんなこと書いているの、
バカらしいなって思います。
スマップが解散しても社会は回るし、
ご飯は食べるし、夜は眠いし、カレーは美味しい。
 
かなり前置きが長くなってしまったけれど、
今日のテーマは「過去に縛られすぎている自分」である。
 
スマップ解散においては、一つの事例でしかない。
私が過去に縛られていると痛感する瞬間はたくさんある。
 
スタバで、完全に溶けきったフラペチーノを片手に持ちながら、
「私あの人のああいうとこ好きだったんだよね〜」と
感傷的になる自分が好きなのだ。
 
帰り道、Mr.Childrenのつよがりを聴きながら、

着かず離れずが恋の術でも傍にいたいのよ
いつ君が電話くれてもいいようになってる 

なんて歌詞の部分で、好きだった人のことを

思い出し、胸を痛めている自分が好きなのだ。

 

結局の所、(美化された)過去に縛られている自分のことが好きで、

今さら捨てられないんだろうな。 という答えにたどり着いた。

 

過去の既成事実は変わらないのに、思い出はいくらでも補正できるから怖い。

ループばっかりしてたら、いつのまにか東京オリンピックだぞ!と

今の自分に忠告しておきたい。

 

おわり

 

画像引用先URL

http://www.todayonline.com