0709 満月前夜

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カレーとからあげに次いで、月が好きです。

 

小学生の頃、

月の満ち欠けカレンダー」なるものが

年に一度、販売されていました。

六年間、カレンダーの購入用紙を持って

理科研究室に足を運んだことを覚えています。

 

それがきっかけかわからないけど、

なんとなく月に憧れを抱いて過ごして来ました。

 

いきなりなんだ、という話なんですけど。

エレファントカシマシっていう

ロックバンドがすごく好きで。

彼らの楽曲ってすごく月が似合うなぁと、

しみじみ感じるようになったんです。

 

月と太陽、というより

月とエレカシって感じ。

 

例えば、彼らの代表曲(個人的に)

今宵の月のように」、

この楽曲以上に、月のある情景を

儚げにも美しく歌ってる曲って

ないんじゃないだろうか。

 

「今宵の月のように」との出会いは、

おそらく高校を卒業する年だったと思います。

当時は、エレカシの知ってる曲だけを、

たまーに聴く程度でした。

 

意識して聴き始めたのが、

2014年の9月頃。

地元で就職していた頃、

職場から家路に着くまでのお供に、

エレファントカシマシ

聴くことが生活の一部になっていました。

 

私の実家ってなかなかの田舎にあるんですけど、

ほんっとに夜空が綺麗で。

途中にある田んぼの横道が、

山、星、月の3点セットを、

最高に美しく見られるスポットなんです。

 

当時の私は、

「このまま地元で死んでいく人生か〜」

とか、

「くだらねえな〜」

なんて思いながら、怠惰な毎日を

重ねていたように思います。

(いや、それでも充分一生懸命生きていたけど!) 

 

やや話が逸れましたが、

そんな心理状態の中で聴く

「今宵の月のように」の歌詞と、

地元の情景は、皮肉にも美しく

オーバーラップしていて、

今でも脳裏に焼き付いています。

鈴虫の声とか、冷たい秋風の匂いとか、

輪郭のはっきりした月の形とか。

 

宮本曰く、「今宵の月のように」は、

夏の歌だそうですが、どうしても

秋の夜空を思い出してしまいます。

 

なんでこんな話をしてるかっていうと、

つい先日、エレファントカシマシ

30周年ライブに連れて行ってもらったんです。

 

最前列のど真ん中で。

下手したら触れるんじゃないかの距離で。

 

ドラム、ベース、ギター、全部の音が、

五臓六腑を刺激して来る感じ。

 

心臓が動いてるんじゃなくて、

動かされてる感覚になりました。

 

18時開演、会場が暗くなり始め、

ステージ上にエレカシ登場。

 

宮本がぶっきらぼうに

マイク前に立つと、「歴史」と吐き捨て、

聴き慣れたベースの音が

会場に響き渡り始めました。

 

オレンジのバックライトに照らされた

シルエットが死ぬほどかっこよかった。

 

二曲目「今はここが真ん中さ!」

歴史の渋さから一転、全身全霊で

ファンを盛り上げる宮本。

間違いなく、ここが真ん中だって思いました。

 

あの距離でライブを見ることは、

もうこの先の人生で、恐らくないでしょう。
それでも、ちょっとは期待したいから、
ないかもしれない。にしておきます。

 

とにかく、もう人生で一番の経験でした。

人生22年という序盤にして、

人生一を経験してしまった感動と

比例するように、大きな喪失感が

波のように押し寄せて来ます。

 

こうなったら、無理にでも人生一な経験を

アップデートしていくしかないですね。

 

帰り道の缶ビール死ぬほど美味しかった。

ついでに言うと、月も綺麗でした。

少し雲に隠れていたけど。

最高のプレゼントをもらった気分です。

 

ちなみに、今日(7/9)は満月でしたね。

 

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終わり